囲碁のルールを覚えよう【難しくない】

囲碁って難しそうだから、将棋を覚えようという人は多いです。

しかし、囲碁のルールは将棋より超絶簡単なのです。

碁に興味のある方はこの際に覚えちゃいましょう。

目次

碁盤は基本、19路盤を使う

碁石をくことを「」と言います。

石を打つ場所は下図のように、タテとヨコの線の交わった場所になります。

将棋しょうぎやオセロのようにマスの中ではありません。

将棋やオセロは升目の中に置きますが、碁石は線が交差する点に置くところが違います。

練習用に9路盤や13路盤もあります

一手ずつ交互に打つ

練習用に9路盤や13路盤もあります

囲碁では、石をく場所があり、また順番じゅんばんも決まっています。

ここではまずはじめに「黒と白が交互こうごに打つ」というルールについて説明せつめいします。

石は上手が白、先手が黒、後手が白です。コミ(ハンデ)として、白に6目半が与えられます。(中国では7目半)

地を多く囲ったほうが勝ち

地の囲い方、地の数え方

9路盤の終局までとコミについて

囲碁を覚えたての頃はだれでも、地の囲い方や地の数え方などがわからないものです。

特に、終局になって手際よく地を数えるのは、入門を卒業した後でも苦手な方が多いようです。

経験を積めばすぐにわかるようになるのですが、それには9路盤で対局するのがいちばんです。

そこで、ここでは9路盤を使って地の囲い方と数え方の基本を説明します。

9路盤 地の数え方上図(序盤)

黒が1と打ち、白も対称となる地点2に打ちました。

9路盤では普通の始まりです。

このあと白6まで、お互いにわかりやすく地を囲う戦法に出たとします。

黒は右半分、白は左半分が地になりそうです。

中央図(ヨセ)

この碁では中盤(戦い)がなく、序盤からいきなりヨセに入りました。

黒1および黒3・5は、白の地を減らしながら自分の地を広げようという意図で、大きな手です。

そのあと小さなヨセが続いて、黒21まで打ちました。

黒地と白地の境界線はすべて埋め尽くされ、また、相手の地の中に打っても生きる見込みはありません。だから、碁はこれで終局となります。

下図(地の数え方)

終局であることを確認したら、お互いに相手の地を数えます。

地の大きさを変えないように注意しながら石を移動して、数えやすい形に整地します。

相手もひと目で確認できるよう、できるだけ10目、15目、20目、30目…の形にします。

整地の過程で境界線が紛らわしくなった場合は、白石と黒石を交換するなどして、すっきりとした形にします。そうして出来上がったのが図です。

・黒地…右上5×4=20目、右下4×3-1=11目、合計31目

・白地…左上7×3-1=20目、左下3目、合計23目

 黒の盤面8目勝ちとなりました。

コミについて

碁では先番(黒)が有利なので、棋力が互角(互先=たがいせん)の場合は白に6目半をプラスして計算します。

「半目」は引き分けを出さないための工夫です。

これをコミ出しといいます。

この碁ではコミを加えても白地は29目半(23目+6目半)で、黒の1目半勝ちになります。

白は小ヨセに入る前に、戦いを辞さず積極的に打つべきでした。

囲んだ石は取れる

相手の石を囲むと取ることができます。

取った石は終局後、地を数えるときに相手の地に埋めます。

石の取り方

囲碁は陣取りゲームですが、石の取り方=ポン抜きから教えるのが普通です。

囲碁本来の目的である「地の囲い方」の説明は、ややこしいので後回しにします。

 相手の石の四隅をすき間なく囲むと、相手の石が取れます。斜めは関係ありません。

アタリ左上 黒の番だとすると、Aの地点に黒が打つと、白石を取ることができます。

取った石は取り除いて、自分の碁笥(ごけ=碁石の入った容器)のふたに入れておきます。

白の番なら、Aに打てば白石は取られません。

右上 白石を取り除いたあとの形です。4個の石で1個の石を取ることをポンヌキといいます。

俗に「ポンヌキを覚えて30級」といわれますが、実際は40級、50級の人もいます。

中央 黒がBに打つと白石2個を取ることができます。

左下 一番端にある白石は黒Cと打って、3個の石で取ることができます。

右下 四方をすき間なく囲めば、何個でも一度に石を取ることができます。

黒がDに打てば、×印の白石3個が取れます。白番なら、Dに打って白3子を助けます。

なお、図のように次に石が取られる状態をアタリといいます。

将棋でいえば「王手」というわけですが、もちろん実戦では「アタリ」などと声をかける必要はありません。

練習問題 アタリの石を取る(黒番)

黒はどこに打つと、どの白石を取ることができますか?

練習問題 アタリの石を取る

打ってはいけないところがある

着手禁止点と、コウというルール

ルールの補足説明

「囲碁入門1 囲碁のルール」のところで、詳しい説明を省いた次の2項目についての補足説明です。

・打ってはいけないところがある

・コウはすぐに取り返すことができない

打ってはいけないところがある

(着手禁止点)

着手禁止点上段・中段(黒番) 上段、中段の6つの図は黒の立場で打ってはいけないところを示したものです。

×印の地点に黒石を置くと、そのままで取られた形になります。このような場所は着手禁止点となります。ただし、次のような例外があります。

左下(石が取れる場合) 黒Aと打つと白◎2子が取れます。

このように石を置くことによって相手の石が打ち上げられるときは、打つことができるのです。

右下(同様) この場合も黒Bに打つと白◎3子が取れます。だから着手禁止点ではありません。

コウはすぐに取り返すことができない(同形反復の禁止)

コウ上段左 白が1と打って、黒1子を取りました。

上段中央 黒はすぐにAと打つことはできません。

お互いに続けて石を取り合うと未来永劫、碁は終わりませんね。

つづいて…

これをコウといいます。漢字は永劫の「劫」です。

上段右 コウになったら、いったん別のところに打たなければならないのがルール。

たとえば黒2のように近くを打ってもよく、もちろんまったく別の箇所に打ってもかまいません。

白が3などと受ければ、今度は黒4と取り返すことができます。

 コウの続きです。黒2と打たれたとき、白がコウ争いをしたくないと思えば、白3で4とついでコウは解消となります。

左下(2子の場合) このような形で白5と×印の黒を取られても、上段と形は違います。

右下(コウにあらず) 黒石を抜いた形には、Bのすき間があります。だから、黒6とすぐに取り返すことができます。

コウはすぐに取り返すことができない(図参照)

打ってはいけないところがある

(着手禁止点)

着手禁止点上段・中段(黒番) 上段、中段の6つの図は黒の立場で打ってはいけないところを示したものです。

×印の地点に黒石を置くと、そのままで取られた形になります。

このような場所は着手禁止点となります。

ただし、次のような例外があります。

左下(石が取れる場合) 黒Aと打つと白◎2子が取れます。

このように石を置くことによって相手の石が打ち上げられるときは、打つことができるのです。

右下(同様) この場合も黒Bに打つと白◎3子が取れます。

だから着手禁止点ではありません。

コウはすぐに取り返すことができない(同形反復の禁止)

コウ上段左 白が1と打って、黒1子を取りました。

上段右 コウになったら、いったん別のところに打たなければならないのがルール。

上段中央 黒はすぐにAと打つことはできません。

お互いに続けて石を取り合うと未来永劫、碁は終わりませんね。

これをコウといいます。

漢字は永劫の「劫」です。

たとえば黒2のように近くを打ってもよく、もちろんまったく別の箇所に打ってもかまいません。

白が3などと受ければ、今度は黒4と取り返すことができます。

 コウの続きです。黒2と打たれたとき、白がコウ争いをしたくないと思えば、白3で4とついでコウは解消となります。

右下(コウにあらず) 黒石を抜いた形には、Bのすき間があります。だから、黒6とすぐに取り返すことができます。

左下(2子の場合) このような形で白5と×印の黒を取られても、上段と形は違います。

その他の細かいルールは、ある程度強くなるまで知らなくても碁は打てますので割愛します。

囲碁は実力のある棋士やそれに近いレベルの人と碁を打つことが上達への最短ルートですよ。

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この記事を書いた人

はじめまして、タカトシと申します。

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